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両国国技館の雨水利用システム

ゲリラ豪雨など、近頃は大量の雨が一気に降ることが多くなりました。

地球温暖化によって日本の温度も上昇し、まるで熱帯のスコールを彷彿とさせる勢い、バケツをひっくり返したような大雨も珍しくなくなりました。

一度に大量の雨が降ると、河川や下水が氾濫してしまうので、一時的に雨水を貯水する場所が必要となります。その貯留した雨水を再利用するシステムが両国国技館にはついています。

雨水の再利用は都市の貴重な水資源として、全国的に推進されており、国際的にも注目される技術です。また災害における非常用飲用水の水源としても注目されています。

まだそれほど広まってはいないですが、一般住宅で雨水を再利用することも期待ができる分野です。遠くの浄水場から水を運ぶより、自宅で雨水をきれいにして、生活水として再利用できれば、エネルギーの面から考えてもエコだといえるでしょう。

異常気象、異常気象と、毎年毎年報じられていますが、毎年異常なのが続くのであれば、それは異常ではなくて、毎年気候が変化し続けることが当たり前、つまり正常ってことにはならないのでしょうか?

このような気候が続くと、農作物など、気候の影響をダイレクトに受けてしまう方々が心配です。いままで作っていた作物が作れなくなり、気候にあわせた作物をつくるとすると、新しい技術と設備が必要です。ピンチがチャンスになればうれしいです。

 

浄化槽と本下水(公共下水道)

世の中では浄化槽から本下水(公共下水道)へと、
生活排水やトイレ排水の流れる場所が変わってきています。

住居ごとでトイレ等の排水を処理するよりも、地方自治体や
国が運営する巨大な下水処理場で全部まとめて処理するほうが、
はるかに効率的という判断をしている。ということですね。

環境問題やエコについて考えるときに、エネルギーをどれだけ
使ったのか。ということも考慮することが増えてきています。

たとえば、資源のリサイクルを考えたとき、
①資源をリサイクル施設に運搬するエネルギー
②リサイクル施設の機械が作動するためのエネルギー
③リサイクルした資源を配達するエネルギー
というように、資源のリサイクルはできたけど、それ以上に
たくさんのエネルギーが消費されているよね。となっては、
それは果たしてエコなのだろうか?という考え方です。

実は、リサイクルするよりも、新たに作り直したほうが、
はるかにエネルギー効率がよかった。なんてこともあるそうです。

トイレ等の生活排水はどうでしょうか?

公共下水道をつくるエネルギー、下水処理場を作動させるエネルギー
VS
浄化槽をつくるエネルギー、浄化槽を管理するエネルギー

果たして、どちらが効率的なのでしょうか?

効率的かどうかよりも、公共下水道には公共事業的な一面があるので、
もともと、そういう議論は不毛なのかもしれませんが・・・。

汲み取りし尿の再利用による資源化

汲み取りし尿をどのように再利用するか。さまざまな研究が海外を中心にされています。

日本でも、し尿の資源化は行われています。 特に、メタン発酵によるメタン回収が注目されています。

メタン回収は、し尿などをメタン発酵することで、減量化・安定化・無害化しつつ、それに伴い発生するメタンをエネルギー資源として再利用するというものです。

もし、ご自宅でメタン発酵ができるようになれば、し尿が無害化され、しかもエネルギーとして利用することもできる。という究極のエコにつながります。

いつの日か、エネルギーを買うのではなく、自宅でつくる。という時代になりそうです。 いまの技術の進化を考えますと、昔はエネルギーを買っていたんだよな~。というような思い出話になってしまう日も、そんなに遠くはないのかもしれません。

また、し尿はリンを豊富に含んでいます。 リンは世界的に資源として重宝されており、石油よりも早く枯渇する。といわれています。

リンは肥料の三要素でもあり、人間にも不可欠な物質です。 日本は海外からリンを含有するリン鉱石(大変高価な)を大量に輸入しています。 し尿からリンを取り出すことができれば、輸入頼みから脱却できるので、早急に実現したい技術ですし、そういった技術を発展途上国に広めることが、先進国としての責務ではないでしょうか。

技術が進むと、浄化槽やトイレの汲み取りは無くなっていきそうですが、いま現在必要とされ、できることを私どもはやっていかねばなりません。浄化槽でお困りのこと(悪臭、におい、害虫、騒音)がございましたら、 川口市で70年の信頼と実績、安心価格の西本商事まで、いつでも お気軽に、お電話(0120-714-053)ください。

トイレで自家発電できるってエコですよね

イギリスでトイレで発電する仕組みが開発されています。 排水が配水管を流れ落ちるのを利用して水力発電を行うというものです。

高層ビルで考えれば、かなりの水力発電が期待できそうです。 60階建てのビルから落ちてくる排水の力はかなりのものでしょうね。

研究者であるTom Broadbent氏によると、7階建てのビルに取り付けると 年間926ポンド(約12万円)の電気代の節約が可能になるそうです。

水力発電に使われる運動エネルギーは、高さに対して指数的に増加するので、 六本木ヒルズで採用されれば、ものすごいエネルギーを生み出しそうです。

もちろん、トイレの排水だけではなく、生活排水も含めてすべて利用できる はずですので、今後、期待がもてそうな開発ですね。

ところで、排便には多くのエネルギーを生み出す力が眠っている。という ことがわかっており、そのエネルギーを効率的に取り出せれば、トイレで 使用する電力を十分にまかなえるという研究もされています。有機物を分解するときにでるエネルギーを使う。という仕組みです。

トイレは外観的には進化しているのですが、排泄物を流して、移動させ、 別の場所できれいにしたり、処理したりする。という仕組み自体はかなり 昔から(一説には平安時代から)変化していません。

ところが、最近になって排泄物を自家利用できるような仕組みの研究が進んでいます。

くさいものに蓋をするのではなく、あらゆるものを再利用していくような 時代になっていくことを祈っています。

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仮設トイレどころか・・・

世界の排泄事情について興味深い記事がありましたので、ご紹介させていただきたいと思います。

国連は、衛生的なトイレのない発展途上国が川や野原でトイレをすることによって、疾病が蔓延し多くの死者を出している。というレポートをまとめました。

そして、その危険性を訴え、衛生的なトイレの重要性についてのキャンペーンを行う。との趣旨でした。

驚くべきは、川や野原でトイレをしている人数、なんと10億人!
世界の人口がおよそ70億人といわれていますから、7人に1人が川や野原にトイレをしている。という状況です。

世界がもし100人の村だったら。で考えると、100人中14人が川や野原で排泄をしている。ということになります。

排泄という行為自体を表舞台に出して論じたくない。という意識があるため、トイレの問題はタブー視される傾向があります。

そんな中で、11月19日を世界トイレの日と定め、世界開発の優先事項とした国連の取り組みはすばらしいことだと思います。

防ぐことのできる災害は人災とも言えるでしょう。日本の高いトイレの技術を世界中に発信することができれば最高なのにな。と思います。

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