最新式の下水道管

下水道管の老朽化という問題が懸念されています。普段は目にみえない下水道管。

下水道管をつくるメーカーもだまって老朽化を見過ごしている訳ではありません。

国内の下水道管は寿命を迎えている!

国内の下水道管が次々と寿命をむかえています。老朽化した下水道管はひび割れ、水漏れ、地盤沈下といった原因となり非常に危険です。また老朽化した下水道管は耐震性が不足しており、地震が起こることによって、液状化現象によりマンホールがが浮上したりします。破損まではいかなくても、地震により下水道管の勾配が変化すると、流水機能が失われてしまう。という危険性もはらんでいます。

 

下水道管の被害状況は把握しにくい

下水道管の耐震性も問題なのですが、なによりも、その被害状況を把握すること自体が難しいです。また復旧にも時間がかかるのが、下水道管を管理するうえでは非常に大変な労力が必要といえるでしょう。

 

ならば、地震で壊れない下水道管を!

これまでの下水道管の欠点を改良した、最新式の下水道管が開発されています。ダクタイル鉄管というものです。ダクタイルとは、延性のある。という意味で、その名の通り、ダクタイル鉄管は曲げることができ、耐震性にも非常に優れています。強度についても、現状のスチール管と比較して遜色なし。ということです。

 

下水道管の破裂で何が起こるのか?

東日本大震災のとき、千葉の浦安では、下水道管の破裂により、液状化現象が生じました。飛び出したマンホールを見た人も多いのではないでしょうか?埋立地だから地盤沈下したとか、埋め立て時の圧力が弱かったとか、いろいろな原因を追究するニュースをテレビで見ましたが、結局は、下水道管が破損したことが主要な原因なのだと思います。

 

なぜ都内では下水管の破裂が起きなかったのか?

地震のとき都内では下水道管の破裂による被害は少なかったように思います。銀座からお台場あたりはすべて埋立地にもかかわらず、なぜ、地盤沈下の被害が出なかったのでしょうか?実は、ダクタイル鉄管については、すでに都内を中心に使われています。しかも、このダクタイル鉄管は東日本大震災でも一切被害がでなかった。と報告されています。とても素晴らしい技術です。

 

電柱って邪魔じゃないですか?

このように、地震に強いものを地下に埋めることができるのであれば、ライフラインである、電気を通す電線。これも地下に埋めても問題がないように思います。個人的には電線がたくさん引き回されている様子が景観を損なうことが嫌なのと、電柱が邪魔なので、一刻も早く、電線と電柱の地中化を望んでいます。

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