ミドリムシの可能性はどこまで広がるのか?

先週東京大学で行われた、子供向けのプログラムイベントでのお昼休み。

せっかく東大の中にいるので、少し学内を散策してみたところ、大学内に設置された学生支援センターに入ってみました。

さすが東京大学!

学生支援センターでは東大と企業がコラボしてさまざまな商品を販売しているらしく、東大の技術を使った古酒、二日酔いにきくサプリ、ミドリムシが配合されたクッキーなど、さまざまな商品が開発されていました。

学生のときに、企業と一緒になって商品を開発できるような環境は羨ましいなと感じます。

 

東大でもミドリムシが研究されている!

ミドリムシの商品化といえばユーグレナですが、東大でもミドリムシの商品が販売されていました。

ユーグレナはミドリムシを配合した化粧品、食品、飲料など、様々な商品を開発。これまで培養が難しいと考えられていたミドリムシですが、見事に安定したミドリムシの生産を続け、企業としても上場を果たしています。

 

ミドリムシはバイオエネルギーにもなる!

ミドリムシはバイオ燃料としての可能性もあるようです。バイオ燃料といえば、トウモロコシやサトウキビが世界中で使用されていますが、果たしてエネルギー効率を考えるとどうでしょう?

トウモロコシが種から実になるまでに必要なエネルギーとバイオ燃料として活用することができるエネルギー。どちらが効果的なのでしょうか?

そういった点から、作物を使ったバイオ燃料の利用については、疑問の声も上がっています。

 

ミドリムシはバイオ燃料として優秀

 

その点、ミドリムシを使ったバイオ燃料は、農地を占有することもなく、作物をつかったバイオ燃料よりも効率が良いとも言われています。

またミドリムシから作られた油は比重も軽く、航空機の燃料として活用することが期待されています。ミドリムシならではのエネルギーメリットがあれば、それは大きな流れに広がりそうですね。

 

ミドリムシの可能性は無限大

 

そして新たにミドリムシを使ったプロジェクトも開始するようです。ミドリムシの成長に必要な有機物や二酸化炭素を下水処理施設から排出される二酸化炭素を使おうという試みです。

ごみ処理施設や下水処理施設など、ゴミや水をきれいにする施設では、その浄化の過程では二酸化炭素が排出されるので、それを高濃度にすることで、ミドリムシの大量培養を行うことができる仕組みです。

捨てられるものを有効活用し、それで地球にやさしいエネルギーを作り出す。この技術が成功し、日本各地に広まり、海外まで展開されることを期待せずにはいられません。

 

ミドリムシって、植物?生物?

 

ミドリムシって光合成ができるという点では植物なんですけど、自ら動くことができる。という点では生物なんですよね。

動くことができる植物。とても興味深いですね。

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