浄化槽から発生する害虫被害

浄化槽自体がバクテリア等の微生物を利用して有機物質を分解するため、浄化槽内の環境は微生物が繁殖しやすい環境に維持されています。その結果、蚊やハエ、ダニのような昆虫類にも好まれる環境になってしまうんです。

昆虫類が増えてくると、住環境が不快になってしまいますし、何よりも衛生的によくないです。蚊が媒介となる病気として、日本脳炎、デング熱などがありますし、ハエが消化器系感染症の原因となることもあるようです。ダニもつつがむし病、日本紅斑熱、ライム病などの感染を媒介します。

ところが、浄化槽内の環境だけを考えますと、一次処理装置内において、害虫の幼虫が発生しているときには、幼虫たちがスカム(浄化槽の汚泥から発生するガスによってできる分厚いスポンジのような層)を食べてくれるため、汚泥の減量化につながることもあるのです。

害虫も含めた食物連鎖の仕組みをうまく使っているのが浄化槽の仕組みなんだな。と再認識するとともに、そのようなことを考え出した人たちは凄いな。と感心してしまいます。

私どもも、汚泥を集めるだけではなくて、減らすための努力についても考えていきたいと思います。

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