トイレ汲み取りの歴史

日本では歴史的にし尿をどのように取り扱ってきたのでしょうか?

江戸時代はエコだった。という話をよく聞きますが、その歴史はもっと古いです。なんと平安時代、鎌倉時代までさかのぼります!古文書にし尿を汲み取り、肥料として利用したという記述が残っているようです。

このように、便槽を作るという方法は農家にとっては古くから当たり前になっていましたが、都市が形成された江戸時代になってからは、農民以外の武士や商人など、市街地に住む人々にも定着し、便槽にためられたし尿が肥料供給源としての役割を果たすようになりました。現在でも便槽を設置しない国もあるというのに、日本人のエコに対するアイデアにはおどろくことばかりです。

し尿は貴重な肥料資源として活用されてきましたが、一方ではし尿に由来する寄生虫、伝染病(感染症)が公衆衛生上の問題を発生させることにつながっていきます。

歴史は流れて昭和20年代後半、その対策として便槽を改良した結果つくられたのが、現在の浄化槽の始まりです。その後、昭和30年~40年にわたり、全国市長会等でし尿の処理計画、処理方法等の検討が進められました。

何かを変えるとき必ず問題が生じますが、その問題を乗り越えて、新たな技術が人々を救っていったのですね。

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