生活排水の汚れ具合をどう測定するのか?

生活から出る排水(トイレ、お風呂、台所、洗濯水)はたくさんありますが、どの排水がどれぐらいの汚れなのか、それがわかると私生活でも注意すべきことが発見できたりします。

そういった点で、生活排水の汚れ具合を測定する指標をつくることはとても重要なことでした。いくつかの指標がありますが、よく使われるのがBOD(微生物が汚れを分解するために必要な酸素量)という単位です。

その単位を使ってコップ1杯分の汚水の汚れ具合をあらわしてみるとこんな感じです。
①洗濯水・・・20
②米のとぎ汁・・・3,000
③ラーメンの汁・・・25,000
④牛乳・・・78,000
⑤醤油・・・150,000
⑥てんぷら油・・・1,500,000

色が濃くなるとだんだん汚れもひどくなる。というイメージです。ところが、てんぷら油だけは別格です。他の液体と比べても汚れの度合いが段違いです。ですので、液体の油は必ず固めてゴミとして捨てるようにしてください。

おそらく賢い科学者のどなたかが考え出したBODなる意味のわからない単位ですが、こういった単位が汚れ度合いを見える化してくれるおかげで、小学校の子供たちにも油をそのまま捨ててはいけないことが実感できるというのはすばらしいことです。

 

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