北星鉛筆の杉谷代表の講演に行ってきました!

先日、東京都の産業廃棄物研究会に参加してきました。講師として、北星鉛筆株式会社の代表取締役「杉谷和俊」様の講演をいただきました。

知らなかったのですが、北星鉛筆さんは大変歴史のある会社でして、鉛筆を作ること100年以上の歴史がある会社でした。リアル100年企業です。

なぜ鉛筆の会社が産廃研究会に?

なぜ、産業廃棄物のセミナーで鉛筆の会社?という疑問がありましたが、どうやら、鉛筆からでる廃材(木材かす)を使っていろいろな商品を開発している。という点で、循環型鉛筆産業システムを構築されたことで講演をいただきました。

 

予想を上回る鉛筆循環システム

北星鉛筆さんは、循環型のすばらしいシステムを構築されており、我々のような産業廃棄物の会社としても、循環型システムを構築していくことが、事業の使命であり、資源を有効に活用することを勉強させていただきました。

鉛筆の材料となる木材ですが、材料とする木材を一本伐採するときに、必ず木の苗木を一本植樹する。というシステムになっており、この点でも、鉛筆に使われている木材はしっかりと循環する仕組みが構築されています。

 

やはり良い会社には素晴らしい社長様が!

そして、何より、代表取締役の杉谷様の想いと思慮の深さに感動しました。講演でこのようなことをおっしゃっていました。

「いまの世の中は早い者勝ちの時代になっている。地下にあるものを人よりも先に掘り出すことが重要視され、そのために戦争まで起こしてしまう時代」

確かに、石油などの資源を我先にと掘り出し、環境のことも考えず、ただただ、ひたすら誰かより先に富を奪うことに熱中しています。とても考えさせられる言葉です。

 

北星鉛筆創業者の言葉

また「鉛筆は、わが身を削って人のためになり、真ん中に芯が通っている」そのような人間形成を行う職業である。

この「鉛筆の精神」は北星鉛筆さんの創業者の言葉です。確かにおっしゃる通り、鉛筆の精神。自己犠牲で他人のために。そのような素晴らしい創業者からの精神が、しかと引き継がれており、会社として尊敬しました。

 

循環型緑化再生システムの構築

最後に、循環型緑化再生システムの構築という提言がありました。これは一企業というよりも国として行うべき施策です。

例えば、車のようなぜいたく品を購入する場合、苗木を2本植えないと車を買うことができない法律を作る。また、飛行機や旅客船に乗るときも苗木の負担をする。という提言です。素直に感動してしまいました。政治家のみなさんにも、ぜひ、届けてほしい提言でした。

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