誰もができることに価値がある

環境に優しい活動をしようとしても、一人の力はたかだか知れています。私がどれだけ環境に良いことをしても、それが及ぼす影響は微々たるもの、地球レベルで考えたらほぼゼロに等しいでしょう。

ところが、一人一人が全員、少しだけ気をつけるだけで、環境問題は一気にクリアされるのです。今回はその具体例を考えてみたいと思います。

隠れた無駄なエネルギーを探せ!

世の中で人間は知らず知らずのうちに、無駄なエネルギーを使っているものです。わたしがそれに気づかされたのは、レイラ・アジャラルー氏の講演でした。イギリス人はお茶を入れるとき、電気ポットに水を入れすぎて、余分なお湯を沸かしてしまうらしいです(それはイギリス人に限ったことではないと思いますが)。そこで浪費されるエネルギーが計算上、イギリス中の街灯を一晩中照らすエネルギーに等しいというから驚きです。

 

電化製品の電気代

まさか電気ポットごときがそんなにエネルギーを使うとは思いませんでしたが、先週、電気ポットを購入するときこんなことがありました。

有名メーカーさんの電気ポット 15000円

無名メーカーさんの電気ポット 5000円

当然安いほうを買おうと思ったのですが、年間電気代を店員さんに教えてもらってびっくり。一年間で5000円以上電気代に差が出るらしいです。数年で壊れるような商品ではないので、迷わず15000円の電気ポットを購入しました。

 

コップ一杯のお湯ってどのぐらいなのか?

話は戻りまして、コップ一杯分のお湯ってどのぐらいなんでしょう?みなさんが使われるコップの大きさにもよりますが、私がいつも使っているコップ一杯の水を電気ポットに戻してみると・・・

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見えますか?0.5Lの遥か下の部分に見えると思いますが、コップ一杯分ってそんなちょっとなんです。こんな少しの量でお湯を沸かしたことってあります?私は初めてです、そりゃ、たくさんエネルギーが無駄になってるはずです。

 

ドリップコーヒーに吸収されるお湯はどれぐらいか?

とはいえ、私は白湯を飲むわけではなく、コーヒーを飲みたいのです。しかもドリップ式で。そうなると、コーヒーやペーパーに吸収されるお湯があるはずなので、本当はもっとお湯をいれなければ、コップ一杯のコーヒーは作れないはず。その肌感覚が難しいから、たくさんのお湯をいれてしまう訳です。

 

お湯を無駄にせずにコーヒーを作ってみた

 

とにかく、実際にどのぐらいお湯が減るのかやってみました。その肌感覚をつかむことができ、その秘密を伝えることができれば、誰でもお湯を無駄にせずにコーヒーをつくることができるはず。さっきのお湯でドリップコーヒーを作ってみました。もちろん同じコップです。

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驚きの結果がでました!!!

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やってみるもんですね。最初のお湯の量と比べると出来上がったコーヒーの量は多少減りましたが、完全に許せる範囲です。見事にエネルギーとお湯の無駄がないように、一杯のドリップコーヒーをつくることができました。

エネルギー問題とか果てしなき壁のようですが・・・

環境問題とか、エネルギー問題とか、地球を守ろうとか、わたくしもブログでよく書いていますが、規模が大きすぎて私一人がどうこうしたって。という感覚はぬぐえません。しかし、コーヒー一杯のお湯だけでも日本で改善されれば、1億杯のお湯とエネルギーが、しかも毎日節約できるわけですよ。自分のできることからコツコツやるだけで、意外と環境問題とかクリアできるのかもしれませんね。

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